
Infineon Technologies IR38164M OptiMOS™ IPOL DC-DCコンバータ
Infineon Technologies IR38164M OptiMOS™ IPOL DC-DCコンバータは、簡単に使用でき、完全に統合された高効率30A DC-DCバック・レギュレータで、Intel® SVIDおよびI2C/PMBus™インターフェイスが備わっています。オンチップPWMコントローラ、および同梱されている低負荷サイクル最適化MOSFETによって、IR38164Mはスペース効率に優れたソリューションとなっており、Intel SVIDインターフェイスが必須の低出力電圧および高電流アプリケーションを対象に正確な電力供給を実現できます。IR38164には、スイッチング周波数、出力電圧、障害/警告閾値と障害応答のプログラム可能性が備わっていると同時に、広い入力範囲で動作します。柔軟性ならびに障害状態が発生した場合にシステムレベルのセキュリティを実現しています。
IR38164Mのスイッチング周波数は、最適なソリューションのために500kHz~1.5MHzでプログラミングできます。SVID、I2CおよびPMBusと共にオンチップ・センサを使用することで、入力電圧、出力電圧、出力電流、温度を簡単に監視およびレポートできます。
IR38164M OptiMOS IPOL DC-DCコンバータは、コンパクトな5mm × 7mm PQFNパッケージで提供されており、無鉛でRoHSに準拠しています。
特徴
- 内部LDOによりシングル16V動作が可能
- 出力電圧範囲: 0.5V~0.875*PVin
- 0.5%正確リファレンス電圧
- Intel VR12.5(Rev 1.5)、SVID(Rev 1.7)、VR13(改訂1.1)に準拠
- フィードフォワードを用いて強化されたライン/負荷レギュレーション
- PMBusによって最大1.5MHzまで周波数をプログラミング可能
- 電圧モニタ機能による入力可能
- 真の差動電圧検出付きリモート検出アンプ
- 出力電圧のプログラミング、シーケンシング、マージニングを目的とした、ならびに入力電圧、出力電圧、出力電流、温度のモニタリングを目的とした高速モードI2Cおよび400kHz PMBusインターフェイス
- 入力UVLO、出力OVP、OCP、サーマル・シャットダウン用のPMBus構成可能な障害閾値
- 熱補償されたパルス毎電流制限と電流保護によるヒカップ・モード
- イネーブルが「低」になっても維持されるパワーグッド表示と過電圧保護のための専用の出力電圧センシング
- 強化されたプレバイアス・スタートアップ
- MOSFETドライバとブートストラップダイオードを内蔵
- 動作接合部温度範囲: -40⁰C~+125⁰C
- サーマルシャットダウン
- PMBusプログラマブル・パワーグッド出力
- 外付けレジスタを使用すると、最大16 PMBusアドレスまで設定可能
- 5mm × 7mm PQFNパッケージ
- 無鉛かつRoHS準拠
アプリケーション
- VR13HC、VR13、VR12.5のようなプラットフォームでのVCCIOやCVMPといったSVID通信を必要とするIntel単層パワー・レールを対象とした設計
- テレコムおよびデータコム・アプリケーション
- ノンコア・アプリケーション用のサーバおよびハイ・エンド・デスクトップCPU VR
- 分散型の負荷点(POL)電力アーキテクチャ
公開: 2018-08-02
| 更新済み: 2022-08-17