STMicroelectronics HFDA801A Class-Dオーディオアンプ
STMicroelectronics HFDA801A Class-DオーディオアンプはBCD(バイポーラCMOS DMOS)技術を基にしており、コンパクトで費用対効果が高い車載アプリケーション向けに最適化されています。HFDA801Aは、コンポーネントに24ビット120dB DAC(デジタル・アナログ・コンバータ)を集積しており、2MHzスイッチングPWM(パルス幅変調)出力段が特徴です。この構成によって、コンパクトで安価なアプリケーションの設計が可能になると同時に、卓越したレベルのオーディオ性能を実現できます。HFDA801Aアンプは、ワイドバンド・アプリケーション(80kHz)をサポートしており、発生するノイズのレベルが極めて低く、低THD(全高調波歪み)を実現しています。HFDA801Aのコンポーネントは、121dBの信号対雑音比、120dBのダイナミックレンジ、わずか10μVの出力ノイズに対応しており、廉価で小フォームファクタのコンポーネントから高レベルのオーディオ性能を実現できます。L-Cローパスフィルタを集積した帰還構成によって、最高80kHzまでの極めて広い平坦周波数応答を実現し、外部コンポーネントへの依存の最小化を実現しています。広い帯域幅があり高品位(HD)オーディオアプリケーションに使用できるため、設計者はインダクタやコンデンサの品質に関係なく優れた直線性と低歪みを当てにする(見込む)ことができます。
実装されている特定のアーキテクチャが必要なすべての電圧の内部派生を実行するため、HFDA801Aアンプはさらなる電力変換器を必要とせず車両のバッテリから電力を引き出すことができます。アンプは広範な負荷機能のメリットを享受しており、2Ωの低インピーダンス負荷での高出力を駆動する場合であっても安定した性能を確保できます。
さらにHFDA801Aオーディオアンプは、再生中診断機能だけでなくデジタルインピーダンスメーターとリアルタイム負荷電流モニタを組み込むことによって、車両警報システム(AVAS)などASILコンプライアンスの実証が必須となる安全関連オーディオアプリケーションにも使用できます。
特徴
- AEC-Q100認定(申請中)
- 一体型120dB D/A変換
- I2SおよびTDMデジタル入力(TDM最大16チャンネル)
- 入力サンプルレート周波数を選択可能(44.1kHz/48kHz/96kHz/192kHz)
- 4.5V~2518Vの広い電源動作範囲(電源オン移行で最低5V)
- PWM 2MHzスイッチングPWM
- 出力LCのサイズとコストを削減
- 高分解能帯域幅をサポート
- 最大で40kHz(I2S 96kHz)、減衰 [0dB、-2dB]
- 最大で80kHz(I2S 192kHz)、減衰 [0dB、-2dB]
- 4通りのI2Cアドレス
- 出力チャンネルの並列化による4Ω、2Ω、1Ω駆動
- 高出力電力能力を実現できるMOSFETパワー出力
- 標準 4x 30W/4Ω @ 14.4V、1kHz THD = 10%
- 標準 4x 25W/4Ω @ 14.4V、1kHz THD = 1%
- 標準 4x 50W/2Ω @ 14.4V 1kHz THD = 10%
- 標準 4x 80W/4Ω @ 25V、1kHz THD = 10%
- I2Cの完全設定可能性と診断
- 4x 熱警告と平均ジャンクション温度計測、I2C(8ビット)
- ACおよびDC診断(チャンネルから独立)
- OCP保護スキームを設定可能(4x OCP制限を選択可能)
- ミュート時間の設定
- DIM(デジタル・インピーダンス・メーター)
- フィルタ設定後の帰還
- 再生中に完全診断を実行する能力
- GND/VCCにショート
- DCオフセット検出器
- 13µV A加重の超低ノイズ、標準20kHz(高ゲイン)
- THDが極めて低い
- 4Ωおよび2Ω負荷で標準0.02% @ 1W 1kHz
- 4Ωおよび2Ω負荷(1W)で0.08% 20Hz〜20kHz(フルオーディオバンド)
- CD/Diagピン(3通りの選択可能なCD閾値)
- 同期出力ピン(I2Sdata2のTDM入力ストリームのみ)
- チャンネルから独立したミュート/再生/ゲイン選択/診断
- リアルタイム電流モニタ
- 再生中のオープン負荷
- バッテリ負荷ダンプ互換(40V)
- 診断中にオン/オフする際のポップ(アップのような)ノイズ / 連続的に発生するノイズ、バッテリーの変動(動作範囲内)に対する耐性
- CISPR25に従って評価されたEMIコンプライアンス
- レガシー(I2Cモードなし)
- 一体型の短絡保護
- ESDの一体型保護(2kV HBM、500V/750VコーナーCDM)
- LQFP64露出パッドアップパッケージ
ブロック図
公開: 2021-03-04
| 更新済み: 2022-03-11
