STMicro SensorTile.box PROは、3つの異なるモダリティがあり、専門知識のレベルに関係なく活用することができます。
エントリーモードを使用するとユーザーは、組み込み済みのIoTアプリケーションを広範に実行できます。無料のSTBLESensorアプリは、スマートフォンにダウンロードし、直ちに使用して、ボードセンサと併用するように特別に設計された次のいずれかのアプリケーションを使用してボードのコマンドを開始できます。
1) モーション:コンパス、自由落下検出、レベル、歩数計、センサフュージョン-クォータニオン
2)環境:バロメータ
3)ログ:データレコーダ
4) AIおよびMLC:赤ちゃんの泣き声検出器、人間の活動認識
5)ユーザーインターフェイス: Qtouch
6)接続: NFCタグ
エキスパートモードは、対応するインボックスセンサ、それらのデータを評価/計算する機能、利用可能なパワフルなアルゴリズムを活用しながら必要な出力タイプから特定の入力データと動作パラメータを選択することによって、STBLESensorアプリを介してカスタムアプリケーションを構築できます。
Proモードを使用すると、コーディングアクティビティを一切実行せずにニューラルネットワークライブラリを用いたAI機能パックのセンシングを始めとするSTM32オープン開発環境(ODE) およびST機能パックライブラリの利点を活用して、ユーザーのカスタマイズされたIoTアプリケーションの迅速な開発が可能になります。
SensorTile.box PROボードは、長寿命の480mAh充電式バッテリ付きの小さいプラスチック・ボックスに収納されており、初めてワイヤレス充電器とプログラム可能なNFCタグでも利用されるようになりました。このボードは、Bluetooth® を介してスマートフォンのST BLE センサ・アプリに簡単に接続でき、そこからボックス・キットをエントリおよびエキスパートモードで使用することができます。プロモードでは、プロのユーザーは、STM32 ODEでのファームウェアプログラミングとデバッギングインターフェイスを制御し、一からファームウェアを開発できます。
特徴
- TrustZone®マイクロコントローラー (STM32U585AI) を備えた FPUArm-Cortex-M33による超低電力
- スタンドアロン・データロギング・アプリケーション用のmicroSD™カードスロット
- オンボードBLUETOOTH低エネルギー5.2 (BlueNRG-LP) およびNFCタグ(ST25DV04K)
- 高品質データを収集する高精度センサ:
- 低電圧ローカルデジタル温度センサ(STTS22H)
- 6軸慣性測定ユニット(LSM6DSV16X)
- 3軸低消費電力加速度計(LIS2DU12)
- 3軸磁力計(LIS2MDL)
- 圧力センサ (LPS22DF)
- デジタルマイク/オーディオセンサ(MP23DB01HP)
- ユーザー・インターフェイス:
- ハードウェア電源スイッチ
- 電源状態を表示する緑色とオレンジ色のシステムLED
- 4つの プログラム可能なステータスLED(緑色、赤色、オレンジ色、青色)
- 2つの プログラム可能なプッシュボタン
- オーディオ・ブザー
- リセットボタン
- ユーザー・インターフェイス体験のための電極付きQvar
- インターフェイス J-Link/SWDデバッグ・プローブ
- 拡張ボード用インターフェイス
- DIL24センサ・アダプタ用のソケット
- 手のひらサイズ(40mm x 63mm)のオールインワン・センサ・ノードで、あらゆるIoTアプリケーションに対応
- すぐに使用できる開発キット
- USB Type-C® の充電・接続、5Wワイヤレス充電、充電式長寿命480mAhバッテリの電源・充電オプション
- 専門知識のレベルに関係なく、迅速に開発可能なアプリ:
- エントリ・モード:幅広いデフォルトのIoTおよびウェアラブル・アプリケーション
- エキスパート・モード:シンプルなグラフィック環境で独自のアプリが作成可能
- プロ・モード:STM32オープン開発環境(ODE)およびST機能パックライブラリを使用して、使いやすい方法でコードの開発が可能
- をスマートフォンのSTBLESensorアプリ(Google PlayおよびApple Storeの両方にある)により、ユーザーはすぐにボックス・キットに接続が可能
- Windows、LINUX、およびMacOS STソフトウェアと互換性がある
- FirmWareのOver-the-Air(FOTA)アップグレード
- CE、FCC、UKCA、IC認証
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ソリューション・ブロック図
