TDK ソフト終端

TDKソフト終端は、導電性樹脂層が銅とニッケルメッキ層との間に施されたMLCCです。通常のMLCCの端子電極では、層の下の銅はニッケルとスズでメッキ加工されています。樹脂層は、基盤上の熱衝撃やたわみ応力によるはんだの膨張や収縮に伴う応力を吸収し、コンデンサ素子の割れを防止します。TDKのソフト終端コンデンサは、振動抵抗と耐回転衝撃が改善されているだけでなく、曲げや熱サイクルも大幅に防止します。

特徴

  • ボードの曲げ、たわみ、落下衝撃に対する耐性を向上
  • 導電性樹脂が熱衝撃や機械的応力などの外的応力を吸収し、コンポーネントを保護
  • 落下試験 
    • 条件
      • 落下高さ: 1m
      • 落下頻度: 16回/分
      • 落下の回数: 10,000回
    • 結果
      • 製品および外観の異常なし
      • 湿度負荷試験:(85ºC/85%/RH/WV/1,000時間)

アプリケーション

  • MLCCがはんだ付けされていたボードの取り扱いを必要とする装置のたわみクラックに対する対策
  • はんだ付けの信頼性が重要となり得る、アルミ回路基板の電子回路および曲げに強い耐性を必要とするSMTアプリケーション
  • スマートフォン
  • パソコン
  • スマートキー
  • ウェアラブルデバイス
  • カーマルチメディア
  • スイッチング電源
  • 基地局
  • 車載アプリケーション(EPS、ABS、EV、HEV、LED ランプなど)

ボードを最大10mm曲げた後でクラック発生なし

3216サイズの製品の曲げ強度の比較(通常の電極製品とソフト終端の比較)

たわみ強度の比較

TDK ソフト終端

ボード耐屈曲性(限界曲げ)テストのデータです。従来品では、約4mmのたわみでセラミックス素子に亀裂が発生します。ソフト主担は、2倍のたわみに安全に耐えることができます。

コンデンサ素子に亀裂は発生しませんが、過度の応力下であってもフェイルセーフ機能によって終端電極が剥がれます。

従来の製品では、過度の応力が連続して印加されると、セラミックス素子に亀裂が発生していました。ソフト終端では、ニッケルメッキ層と導電性樹脂層は剥がれても素子に亀裂が発生せず、導電性樹脂に素子の亀裂を防止できる優れた効果があることを示しています。

圧力下での亀裂なし

TDK ソフト終端

熱サイクル試験の結果

TDK ソフト終端

TDKのソフト終端コンデンサは、3,000サイクルの後でもはんだ接合が保持されていた唯一の製品です。競合A社とB社のコンデンサは、わずか2,000サイクルではんだ接合が外れてしまいました。これは、TDKのソフト終端テクノロジーの真の利点です。

テスト条件は、1,000、2,000、3,000サイクルの増分間隔で-55ºC~125ºCにセットされました。

公開: 2019-08-05 | 更新済み: 2024-02-21