ROHM Semiconductor ML63Q25x-NNNx AI搭載マイクロコントローラ

ROHM Semiconductor ML63Q25x-NNNx AI搭載マイクロコントローラ (MCU) は、機器の故障前の早期異常検出を目的としたネットワーク独立型ソリューションです。これによって、メンテナンスコストとラインストップのリスクを低減することで、より安定した効率的なシステム動作に貢献します。これらのデバイスは、シンプルな3層ニューラルネットワークアルゴリズムを採用し、ローム独自のオンデバイスAIソリューション「Solist-AI」™を実装しています。この機能によってMCUは、クラウドまたはネットワーク接続なしでAI学習と推論を個別に実行できます。このモジュールは、32ビットArm® Cortex®-M0+プロセッサ、ローム独自のAIアクセラレータAxlCORE-ODL、各種周辺回路を集積しています。ML63Q25x-NNNx MCUを使用すると、ネットワークレイテンシの問題とセキュリティリスクを回避しながら、リアルタイム動作状態の監視が可能になります。このシリーズは、AI処理中に40mWという低消費電力を備えており、産業用アプリケーションでの異常検出と予測保守に最適です。

特徴

  • 機器の故障前の早期異常検出をサポートするネットワーク独立ソリューション
  • ネットワーク接続に依存せずに学習と推論の両方を個別に実行
  • メンテナンスコストとライン停止のリスクを低減することで、より安定した効率的なシステム動作に貢献
  • ローム独自のオンデバイスAIソリューション「Solist-AI」を実装するため、3層式ニューラルネットワークアルゴリズムを採用。
  • 同じ機器モデル内であっても、さまざまな設置環境およびユニット間のバリエーションに柔軟に適応
  • ローム独自のAIアクセラレータ「AxlCORE-ODL」を採用
  • デバイスでのセンシングデータを使用した障害予測と劣化予測が可能
  • ROHMの従来のソフトウェアベースのMCU (12MHz動作での理論値)に比べて約1000倍高速AI処理を実現しており、異常のリアルタイム検出と数値出力が可能
  • 設置時点での高速学習(オンサイト)が可能で、既存の機器への改造に最適

アプリケーション

  • ファクトリーオートメーション (FA) センサ
  • 産業用、およびオフィス機器
  • ロボット
  • 住宅施設
  • 家電製品
  • 電池
  • 動力工具
  • モータ
  • 家電製品
  • 測定計器

仕様

  • CPU
    • 32ビットRISC CPU(ARM  Cortex-M0+ CPU)
    • Arm Thumb®/Thumb®-2 指示サポート
    • シリアルワイヤデバッグポート
    • 最短命令実行時間
      • 30.5μs (32.768kHzシステムクロック使用時)
      • 20.83ns (48MHzシステムクロック使用時)
    • 24ビットx 1チャンネル、システムクロック (SYSCLK) によるカウント(初期クロック: LSCLK)
  • 内部メモリ
    • ソフトウェアによるプログラムメモリ領域の書き換え
    • バックグラウンド動作(CPUは、データフラッシュメモリ領域への消去と書込中に作動可能)
    • フラッシュROM
      • プログラム領域:128/256KB
      • データ領域:8KB
    • ワークメモリ(データRAM):16KB
  • 動作電圧範囲: 2.3V~5.5V
  • 動作温度範囲: -40°C~+105°C
  • 6x 16ビットタイマ
  • 2x SSIO
  • AxlCORE-ODL AIアクセラレータ
  • 最大高速動作周波数:48MHz (PLL発振) /40MHz(水晶発振)
  • 最大低速動作周波数:32.768kHz (内部RC発振/ 水晶発振)
  • 48ピンパッケージのROM容量 (ML63Q2537):256KByte
  • 64ピンパッケージのROM容量 (ML63Q2557):256KByte

比較表

チャート - ROHM Semiconductor ML63Q25x-NNNx AI搭載マイクロコントローラ

ブロック図

ブロック図 - ROHM Semiconductor ML63Q25x-NNNx AI搭載マイクロコントローラ