Infineon Technologies CYT2B9 32ビット TRAVEO™ T2G 車載MCU
Infineon Technologies CYT2B9 32ビット TRAVEO™ T2G 車載MCUは、自動車のボディエレクトロニクス向けに設計されており、Arm® Cortex®-M4コア内部に処理能力とネットワーク接続が構築されています。これらのMCUは、CXPIインターフェイスとCAN FDインターフェイスの搭載によって高い応答性と高速通信を実現します。ボディコントロールモジュール、HVAC、照明などに最適です。Infineon TRAVEOデバイスは、HSM (ハードウェア・セキュリティ・モジュール)、安全な処理を実現する専用のCortex®-M0+、FOTA要件に適合するデュアルバンクモードの組み込みフラッシュを導入し、先進セキュリティ機能を備えています。6つの電源モードによってECUの全体的な消費電力を最小限に抑え、十分なメモリサイズとピン数の拡張性を備えた最先端のセキュリティ機能によって安全な通信を実現します。MCUは、Infineon Autosar MCAL (Microcontroller Abstraction Layer) 向けに向けに最適化されたソフトウェアプラットフォーム、セルフテストライブラリ、フラッシュEEPROMエミュレーション、サードパーティーのファームウェアと組み合わせたセキュリティ用の低レベルドライバを持ちます。特徴
- デュアルCPUサブシステム
- 160MHz (最大) 32ビットArm® Cortex®-M4F CPU。次の機能を搭載:
- シングルサイクル乗算
- 単精度浮動小数点ユニット(FPU)
- メモリ保護ユニット (MPU)
- 100MHz (最大) 32ビットArm Cortex-M0 CPU。次の機能を搭載:
- シングルサイクル乗算
- メモリ保護ユニット
- プロセッサ間通信ハードウェア
- 3つのDMAコントローラ
- ペリフェラル間用のDMAコントローラ #0 (P-DMA0)、92チャネル
- ペリフェラル間用のDMAコントローラ #1 (P-DMA1) 44チャネル
- メモリ間用のDMAコントローラ #0 (M-DMA0)、4チャネル
- 160MHz (最大) 32ビットArm® Cortex®-M4F CPU。次の機能を搭載:
- 統合メモリ
- 2,112KBコードフラッシュ + 128KBワークフラッシュ
- Read-While-Write (RWW) 機能により、コードフラッシュ/ワークフラッシュのアップデートが可能
- シングルバンクモードおよびデュアルバンクモードからコードを実行 (特に [FOTA](Firmware update Over The Air) が対象)
- SWD/JTAGインターフェイスを使用したフラッシュプログラミング
- 256KBのSRAM(保持粒度を選択可能)
- 2,112KBコードフラッシュ + 128KBワークフラッシュ
- 暗号エンジン(一部の品番で使用可能)
- エンハンスト・セキュア・ハードウェア・エクステンション (eSHE) およびハードウェア・セキュリティ・モジュール (HSM) に対応
- セキュアブート(安全な起動)と認証
- デジタル署名検証の使用
- 高速セキュアブートの使用
- AES:128ビットのブロック、128/192/256ビットのキー
- 3DES:64ビットブロック、64ビット鍵(「eSHE専用」部品には使用不可)
- Rivest-Shamir-Adleman (RSA) および楕円曲線 (ECC) などの非対称鍵暗号をサポートするベクトルユニット (「eSHE専用」部品には使用不可)
- SHA-1/2/3:SHA-512、SHA-256、SHA-160 (可変長入力データ)
- CRC:CCITT CRC16およびIEEE-802.3 CRC32に適合 (「eSHE専用」部品には使用不可)
- 真性乱数生成器 (TRNG) と擬似乱数生成器 (PRNG)
- ガロア/カウンタモード (GCM)
- ASIL-B用機能安全
- メモリー保護ユニット(MPU)
- 共有メモリ保護ユニット (SMPU)
- 周辺機能保護ユニット (PPU)
- ウォッチドッグタイマ (WDT)
- マルチカウンタ・ウォッチドッグ・タイマ (MCWDT)
- 低電圧検出器 (LVD)
- 電圧低下検出 (BOD)
- 過電圧検出 (OVD)
- クロックスーパーバイザ (CSV)
- すべてのセーフティ・クリティカル・メモリ(SRAM、フラッシュ)のハードウェア・エラー訂正(SECDED ECC)
- 2.7V~5.5Vの低消費電力動作
- きめ細かな電源管理を実現する各モード:低消費電力アクティブ、スリープ、低消費電力スリープ、ディープスリープ、ハイバネートモード
- 堅牢なBODを実現するための設定可能なオプション
- VDDD およびVDDA のBOD(回路)向けの2つの閾値レベル (2.7V、3.0V)
- VCCD のBOD(回路)向けの1つの閾値レベル (1.1V)
- ウェイクアップをサポート
- ハイバネートモードからのウェイクアップイベント生成用ピン最大2本
- スリープモードからのウェイクアップイベント生成用GPIOピン最大152本
- ディープスリープモードからのウェイクアップイベントジェネレータ、SCB、ウォッチドッグタイマ、RTCアラーム
- クロックソース
- 内部主発振器 (IMO)
- 内部低速発振器 (ILO)
- 外部水晶発振器 (ECO)
- 時計水晶発振器 (WCO)
- 位相ロックループ (PLL)
- 周波数ロックループ (FLL)
- 通信インターフェイス
- 最大8 CAN FDチャネル
- 物理層のトポロジーとトランシーバによって制限される従来のCANと比較して、データレートが向上(最大8Mbps)。
- ISO 11898-1:2015に準拠
- Bosch CAN FD Specification V1.0 for non-ISO CAN FDの全要件に適合
- ISO 16845:2015認証に対応可能
- それぞれI2C、SPI、またはUARTとして設定可能な最大11のランタイム再設定可能シリアル通信ブロック (SCB) チャネル
- 最大12の独立型LINチャネル、LINプロトコル(ISO 17987準拠)
- 最大4のCXPIチャネル、最大データレート20kbps
- 最大8 CAN FDチャネル
- タイマ
- 最大75個(16ビット)および8個(32ビット)のタイマ/カウンタパルス幅変調器 (TCPWM) ブロック
- モーター制御用の最大12個(16ビット)のカウンタ
- 通常動作用の最大63個(16ビット)のカウンタおよび8個(32ビット)のカウンタ
- タイマ、キャプチャ、直交デコード、パルス幅変調 (PWM)、デッドタイム機能付きPWM (PWM_DT)、擬似ランダムPWM (PWM_PR)、シフトレジスタ (SR) モードに対応
- ディープスリープモードからの定期的なウェイクアップを行う最大11個のイベント信号生成 (EVTGEN) タイマ。イベントは特定のデバイス操作のトリガを実行(割り込みハンドラの実行、SAR ADC変換など)
- 最大75個(16ビット)および8個(32ビット)のタイマ/カウンタパルス幅変調器 (TCPWM) ブロック
- リアルタイム・クロック(RTC)
- 年/月/日、曜日、時:分:秒領域
- 12時間形式と24時間形式の両方に対応
- うるう年の自動補正
- I/O
- 最大152個の設定可能I/O
- 2タイプのI/O
- GPIO標準 (GPIO_STD)
- GPIO拡張 (GPIO_ENH)
- レギュレータ
- 2.7V〜5.5Vの入力電源から公称1.1Vコア電源を生成
- 2タイプのレギュレータ
- ディープスリープ
- コア内部
- プログラマブルアナログ
- 3個のSAR A/Dコンバータ。最大67個の外部チャネル (I/O 64個 + モーター制御用I/O 3個) を搭載
- ADC0:24の論理チャネルをサポート (24チャネル + 物理接続用1チャネル)
- ADC1:32の論理チャネルをサポート (32チャネル + 物理接続用1チャネル)
- ADC2:8の論理チャネルをサポート (8チャネル + 物理接続用1チャネル)
- すべての外部チャネルを各SARの任意の論理チャネルに接続可能
- 各ADCが12ビット分可能と最大1Mspsのサンプリングレートをサポート
- 各ADCは、最大6個の内部アナログ入力にも対応。例:
- 絶対電圧レベルを確立するためのバンドギャップリファレンス
- ジャンクション温度計算用の校正済みダイオード
- 2つのAMUXBUS入力と、電源レベル監視用の2つの直接接続
- 各ADCが外部マルチプレクサのアドレッシングに対応
- 各ADCは、設定されたチャネルの自動スキャンをサポートする1つのシーケンサを持つ
- 全ADCの同期済みサンプリング(モーター検知アプリケーション向け)
- 3個のSAR A/Dコンバータ。最大67個の外部チャネル (I/O 64個 + モーター制御用I/O 3個) を搭載
- スマートI/O
- 最大5つのスマートI/Oブロック。I/Oへの到来信号/IOからの送信信号でBoolean演算を実行可能
- 最大36個のI/O (GPIO_STD) をサポート
- デバッグインターフェイス
- IEEE-1149.1-2001に準拠したJTAGコントローラとインターフェイス
- Arm® SWD (シリアルワイヤデバッグ) ポート
- Arm® Embedded Trace Macrocell (ETM) をサポート
- SWDを使用したデータトレース
- JTAGを使用した命令とデータトレース
- 業界標準のツール、GHS/MULTIまたはIAR EWARMとの互換性(コード開発とデバッグ向け)
- パッケージのオプション
- 64-LQFP、10mm × 10mm × 1.7mm (最大)、リードピッチ0.5mm
- 80-LQFP、12mm × 12mm × 1.7mm (最大)、リードピッチ0.5mm
- 100-LQFP、14mm × 14mm × 1.7mm (最大)、リードピッチ0.5mm
- 144-LQFP、20mm × 20mm × 1.7mm (最大)、リードピッチ0.5mm
- 176-LQFP、24mm × 24mm × 1.7mm (最大)、リードピッチ0.5mm
- 車載アプリケーション向けAEC-Q100に準拠
アプリケーション
- ドア制御システム
- 熱管理システム
- 照明システム
- カーアクセス
- 配電
- 無線充電器
- コックピットのドメイン制御サブシステム
ブロック図
アプリケーションノート
- AN218629: Comparison of TRAVEO T1G and TRAVEO T2G
- AN219944:TRAVEO T2GファミリMCUでのウォッチドッグタイマの使用
- AN220152:TRAVEOファミリのリセット手順およびローパワーモードにおけるRAMデータ保持方法
- AN220191:TRAVEO T2GファミリのDirect Memory Access (DMA) コントローラの使用方法
- AN220193:TRAVEO T2GファミリのGPIOの使用方法
- AN220224: How to use Timer, Counter, and PWM (TCPWM) in TRAVEO T2G family
- AN220242: Flash accessing procedure for TRAVEO T2G family
リソース
公開: 2024-06-19
| 更新済み: 2024-06-25
