Infineon Technologies CYT4BF 32ビット TRAVEO™ T2G 車載MCU

Infineon Technologies CYT4BF 32ビット TRAVEO™ T2G 車載MCUは、ハイエンドのボディコントロールユニット、ゾーンコントロール、音声システムなどの車載システム向けです。CYT4BFは、主要(な機能の)処理用のArm® Cortex®-M7 CPU 2つおよび、周辺機能とセキュリティ処理用のArm® Cortex®-M0+ CPU 1つを搭載しています。これらのデバイスは、Controller Area Network with Flexible Data (CAN FD) rate、Local Interconnect Network (LIN)、Gigabit Ethernet、FlexRayをサポートする周辺機能を内蔵しています。TRAVEO™ T2G デバイスは、高度な40nmプロセスで製造されています。CYT4BFは、低消費電力フラッシュメモリと複数の高性能アナログおよびデジタル機能を組み込んでいます。Infineon Technologies CYT4BF 32ビット TRAVEO™ T2G車載MCUは、安全なコンピュータプラットフォームを可能にします。

特徴

  • CPUサブシステム:
    • 2つの350MHz (最大) 32ビットArm Cortex-M7 CPU。それぞれに次の機能を搭載:
      • シングルサイクル乗算
      • 単/倍精度FPU (浮動小数点ユニット)
      • メモリ保護ユニット (MPU)
      • 16KBの命令と16KBのデータTCM (密結合メモリ)
    • 100MHz (最大) 32ビットArm Cortex-M0 CPU。次の機能を搭載:
      • シングルサイクル乗算
      • メモリ保護ユニット
    • プロセッサ間通信ハードウェア
    • 3つのDMAコントローラ
      • ペリフェラル間用のDMAコントローラ #0 (P-DMA0)、143チャネル
      • ペリフェラル間用のDMAコントローラ #1 (P-DMA1)、65チャネル
      • メモリ間用のDMAコントローラ #0 (M-DMA0)、8チャネル
  • 統合メモリ
    • 8384KBコードフラッシュ + 256KBワークフラッシュ
      • Read-While-Write (RWW) 機能により、コードフラッシュ/ワークフラッシュのアップデートが可能
      • シングルバンクモードおよびデュアルバンクモードからコードを実行 (特に [FOTA](Firmware update Over The Air) が対象)
      • SWD/JTAGインターフェイスを使用したフラッシュプログラミング
    • 1024KB SRAM、保持粒度を選択可能
  • 暗号エンジン
    • エンハンスト・セキュア・ハードウェア・エクステンション (eSHE) およびハードウェア・セキュリティ・モジュール (HSM) に対応
    • セキュアブート(安全な起動)と認証
      • デジタル署名検証の使用
      • 高速セキュアブートの使用
    • AES:128ビットのブロック、128/192/256ビットのキー
    • 3DES:64ビットブロック、64ビット鍵
    • Rivest-Shamir-Adleman (RSA) および楕円曲線暗号 (ECC) などの非対称鍵暗号化に対応するベクトルユニット
    • SHA-1/2/3:SHA-512、SHA-256、SHA-160 (可変長入力データ)
    • CRC:CCITT CRC16およびIEEE-802.3 CRC32に対応
    • 真の乱数発生器(TRNG)と擬似乱数発生器(PRNG)
    • ガロア/カウンタモード (GCM)
  • ASIL-B用機能安全
    • メモリー保護ユニット(MPU)
    • 共有メモリ保護ユニット (SMPU)
    • 周辺機能保護ユニット (PPU)
    • ウォッチドッグタイマ (WDT)
    • マルチカウンタ・ウォッチドッグ・タイマ (MCWDT)
    • 低電圧検出器 (LVD)
    • 電圧低下検出 (BOD)
    • 過電圧検出 (OVD)
    • クロックスーパーバイザ (CSV)
    • すべてのセーフティクリティカルなメモリ (SRAM、フラッシュ、TCM) でのハードウェア用エラー訂正 (ECDED ECC)
  • 2.7V~5.5Vの低消費電力動作
    • きめ細かな電源管理を実現する各モード:低消費電力アクティブ、スリープ、低消費電力スリープ、ディープスリープ、ハイバネートモード
    • 堅牢なBODを実現するための設定可能なオプション
      • VDDD およびVDDA 上のBOD用の2つの閾値レベル(2.7V、3.0V)
      • VCCD 上のBOD用の1つの閾値レベル(1.1V)
  • ウェイクアップをサポート
    • ハイバネートモードからのウェイクアップ用ピン(最大2本)
    • スリープモードからのウェイクアップ用GPIO ピン(最大240本)
    • ディープスリープモードからのウェイクアップイベントジェネレータ、SCB、ウォッチドッグタイマ、RTCアラーム
  • クロックソース
    • 内部主発振器 (IMO)
    • 内部低速発振器 (ILO)
    • 外部水晶発振器 (ECO)
    • 時計水晶発振器 (WCO)
    • 位相ロックループ (PLL)
    • 周波数ロックループ (FLL)
  • 通信インターフェイス
    • CAN FD最大10チャネル
      • 従来のCANに比べてデータレートが増大 (最大8Mbps)。物理層トポロジとトランシーバによる制限あり
      • ISO 11898-1:2015に準拠
      • Bosch CAN FD Specification V1.0 for non-ISO CAN FDの全要件に適合
      • ISO 16845:2015認証に対応可能
    • 最大11個のランタイム再構成可能SCB(シリアル通信ブロック)チャネル、各チャネルはI2C、SPI、またはUARTとして構成可能
    • 最大20の独立型LINチャネル、LINプロトコル(ISO 17987準拠)
    • 最大2つの10/100/1000 Mbps Ethernet MACインターフェイス(IEEE-802.3azに適合)
      • サポートされているPHYインターフェイス:Media-Independent Interface (MII)、Reduced Media-Independent Interface (RMII)、Gigabit Media-Independent Interface (GMII)、Reduced Gigabit Media-Independent Interface (RGMII)
      • IEEE-802.1BA Audio Video Bridging (AVB) に準拠
      • IEEE-1588 Precision Time Protocol (PTP) に準拠
    • フォールトトレラント用にシングルまたはデュアルデータチャネルとして設定可能なFlexRayインターフェイス (V2.1)。最大10Mbpsのデータレートをサポート
  • 外部メモリインターフェイス
    • SPI (シングル、デュアル、クワッド、またはオクタル) あるいはHYPERBUS™インターフェイス1つ
    • オンザフライ暗号化と復号化
    • XiP (eXecute in Place) 機能に対応し、外部メモリから直接コードを実行
  • SDHCインターフェイス
    • Secure Digital High Capacity (SDHC) インターフェイス1つ。embedded MultiMediaCard (eMMC)、Secure Digital (SD)、またはSDIO (Secure Digital Input Output) に対応し、eMMC 5.1、SD 6.0、SDIO 4.10仕様に準拠
    • SD高速50MHz、またはeMMC 52MHz DDRに適合するデータレート
  • オーディオインターフェイス
    • デジタルオーディオデバイス接続用の3つのIC間サウンド(I2S)インターフェイス
    • I2S、左詰め、または時分割多重(TDM)オーディオフォーマット
    • マスターまたはスレーブモードでの独立した送信または受信動作
  • タイマ
    • 最大102個(16ビット)および16個(32ビット)のタイマ/カウンタパルス幅変調器 (TCPWM) ブロック
      • モーター制御用の最大15個(16ビット)のカウンタ
      • 通常動作用の最大87個(16ビット)のカウンタおよび16個(32ビット)のカウンタ
      • タイマ、キャプチャ、直交デコード、パルス幅変調 (PWM)、デッドタイム機能付きPWM (PWM_DT)、擬似ランダムPWM (PWM_PR)、シフトレジスタ (SR) モードに対応
    • ディープスリープモードからの定期的なウェイクアップを行う最大16個のイベント信号生成 (EVTGEN) タイマ。イベントは特定のデバイス操作のトリガを実行(割り込みハンドラの実行、SAR ADC変換など)
  • リアルタイム・クロック(RTC)
    • 年/月/日、曜日、時:分:秒領域
    • 12時間形式と24時間形式の両方に対応
    • うるう年の自動補正
  • I/O
    • 最大240個のプログラム可能なI/O
    • 3タイプのI/O
      • GPIO標準 (GPIO_STD)
      • GPIO拡張 (GPIO_ENH)
      • 高速I/O標準 (HSIO_STD)
  • レギュレータ
    • 2.7V〜5.5Vの入力電源から公称1.1Vコア電源を生成
    • 3タイプのレギュレータ
      • ディープスリープ
      • コア内部
      • コア外部
  • プログラマブルアナログ
    • 3個のSAR A/Dコンバータ。最大99外部チャネル搭載 (96個のI/O + 3個のモータ制御用I/O)
      • 各ADCが32個の論理チャネルをサポート、32個 + 1個の物理接続機能あり
      • すべての外部チャネルを各SARの任意の論理チャネルに接続可能
    • 各ADCが12ビット分可能と最大1Mspsのサンプリングレートをサポート
    • 各ADCは、最大6個の内部アナログ入力にも対応。例:
      • 絶対電圧レベルを確立するためのバンドギャップリファレンス
      • ジャンクション温度計算用の校正済みダイオード
      • 2つのAMUXBUS入力と、電源レベル監視用の2つの直接接続
    • 各ADCが外部マルチプレクサのアドレッシングに対応
    • 各ADCは、設定されたチャネルの自動スキャンをサポートする1つのシーケンサを持つ
    • 全ADCの同期済みサンプリング(モーター検知アプリケーション向け)
  • スマートI/O
    • 最大5つのスマートI/Oブロック。I/Oへの到来信号/IOからの送信信号でBoolean演算を実行可能
    • 最大36個のI/O (GPIO_STD) をサポート
  • デバッグインターフェイス
    • IEEE-1149.1-2001に準拠したJTAGコントローラとインターフェイス
    • Arm® SWD (シリアルワイヤデバッグ) ポート
    • Arm® Embedded Trace Macrocell (ETM) をサポート
      • SWDを使用したデータトレース
      • JTAGを使用した命令とデータトレース
  • 業界標準のツール、GHS/MULTIまたはIAR EWARMとの互換性(コード開発とデバッグ向け)
  • パッケージのオプション
    • 176-TEQFP、24mm × 24mm × 1.7mm (最大)、リードピッチ0.5mm
    • 272-BGA、16mm × 16mm × 1.7mm (最大)、ボールピッチ0.8mm
    • 320-BGA、17mm × 17mm × 1.7mm (最大)、ボールピッチ0.8mm
  • 車載アプリケーション向けAEC-Q100に準拠

アプリケーション

  • ボディコントロールモジュールとボディドメイン制御
  • ゾーン制御
  • 照明システム
  • コックピットのドメイン制御サブシステム
  • 音響システム

ブロック図

ブロック図 - Infineon Technologies CYT4BF 32ビット TRAVEO™ T2G 車載MCU
公開: 2024-06-20 | 更新済み: 2024-09-17